社会

安倍晋三元首相の妻の昭恵さんは21日、南部・高雄市の廟（びょう）紅毛港保安堂を訪問し、安倍元首相の銅像に献花した。同廟への訪問は2023年7月以来2度目。台湾の人々による安倍元首相への追悼に感謝を示した。

日本全国の基礎自治体首長でつくる「日台共栄首長連盟」茨城県支部主催の「台湾花祭交流会」が20日、同県石岡市の「いばらきフラワーパーク」で開かれた。招きを受けて出席した李逸洋（りいつよう）駐日代表（大使に相当）はあいさつで、台湾と茨城県の交流が継続できるよう、同県各自治体首長との協力に期待を寄せるとともに、自治体の発展に寄与する共栄関係の構築に意欲を示した。

安倍晋三元首相の妻の昭恵さんは20日、自身のX（旧ツイッター）を更新し、頼清徳（らいせいとく）総統と会食したことを明らかにした。21日には南部・台南市で開かれた台南国際マンゴーフェスティバルのイベントに出席し、マンゴーの木を植樹した。

「国際カブトガニの日」の20日、農業部（農業省）水産試験所が台湾海峡の離島・澎湖で人工飼育されたカブトガニの幼生2000匹を放流した。野生個体数の増加につながることに期待を寄せている。

中部・南投県で工事が進められていた内政部（内務省）消防署（消防庁）訓練センターの第2期エリアが完成した。頼清徳（らいせいとく）総統は20日、施設の落成・供用と消防署の設立30周年を祝う式典に出席し、訓練センターをインド太平洋地域の重要な防災訓練と国際交流の拠点とする方針を示した。

中部・台中市で先日、アクシデントによってキッチンに閉じ込められた一人暮らしの女性が、機転を利かせてケチャップで部屋番号と「SOS 119」の文字を紙に書いて窓から外に投げたことで、閉じ込められてから43時間後に無事救出される出来事があった。

交通部（交通省）は19日、道路交通管理処罰条例関連規則を改正し、横断歩道などで車両が歩行者に道を譲らず重傷を負わせた場合の過料を、現行の1万8000台湾元（約8万9000円）から死亡させた場合と同額の3万6000元（約17万8000円）に引き上げると発表した。違反者は別途刑事責任が問われる。30日から施行される。

与党・民進党所属の立法委員（国会議員）に対するリコール（解職請求）運動で約4000人分の署名を偽造するよう指示したなどとして、北部・宜蘭県の台湾宜蘭地方検察署（地検）は19日、野党・国民党の宜蘭県党部（支部）の林明昌主任委員ら12人の党正規職員を個人情報保護法違反と刑法の私文書偽造の罪で起訴した。

中国福建省に近い離島・金門県の海岸に流れ着いたブタの死体から、アフリカ豚熱（ASF）の陽性反応が確認されたことが分かった。ASF中央災害対策センターが17日、発表した。豚肉の県外への輸送が少なくとも1週間禁止される。

衛生福利部（保健省）疾病管制署は17日、新型コロナウイルスによる死者が16日までの1週間で38人に上り、今年に入って最多だったと発表した。14日までの1週間に医療機関の外来・救急診療を受けた人の数は延べ6万6951人で、前週の延べ7万182人より減少した。