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台湾鉄道、あす値上げ 30年ぶり 短距離で値上げ幅大きく

2025/06/22 13:22
台北駅のホームで合図する台湾鉄路(台鉄)の駅員=資料写真
台北駅のホームで合図する台湾鉄路(台鉄)の駅員=資料写真

(台北中央社)台湾鉄路(台鉄)は23日に、約30年ぶりとなる運賃の値上げを実施する。値上げ幅は平均26.8%だが、距離が長くなるほど賃率が低くなる「遠距離逓減制」を採用するため、区間により異なる。

台北─基隆(北部・基隆市)の区間車(各駅停車)運賃は現行の41台湾元(約200円)から62元(約310円)になり約51% の値上げ。一方で台北―高雄(南部・高雄市)の自強号(特急)は現行の843元(約4160円)から994元(4910円)になり、値上げ幅は約18%にとどまる。

また、旅客運送契約の改定により、払い戻しのルールが変更される。車両故障などで乗車を取りやめたり、発車予定時刻から2時間以内に発車する別の列車に振り替えたりする場合は、手数料無料で払い戻しが可能となる。さらに、列車が10分以上遅れたり発車時刻が未定となったりした場合に出発駅で乗車を取りやめた際も、手数料無料での払い戻しが認められる。

昨年1月に交通部(交通省)直属の機関から国営企業化した台鉄。同年は過去最大となる137億9000万台湾元(約681億2000万円)の赤字を計上していた。運賃値上げで年間約40億元(約198億円)以上の収入増を見込んでいる。

(黃巧雯/編集:田中宏樹)

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